コミュニケーションのコツ

コミュニケーションに関するコンテンツ

相手の話を聞く

前回は、人とうまくコミュニケーションをとる方法について、どのようにすれば良いのかについて紹介しました。その中でも、相手の話を聞くことについて重点的に紹介します。

 

相手に注意を集中する

相手が話しているときは、アイコンタクトをしたり、相手の首の動きに合わせてうなづいたり、相手が自分の話に注意を向けていると感じさせることが大事です。なぜなら、自分の話を聞いてもらえていないと感じた場合、人は話し続けることが困難だからです。こんな実験があります。うなずきをした場合と、全くうなづかなかった場合、うなずきがなかった方は、すぐに話すことをやめてしまいました。これは、人が話すとき、相手が自分に注意を向けているか、相手が自分の話を聞いているか確認しながら話していることを表しています。人は、相手の仕草を見て話すかどうか判断しています。話の内容も重要ですが、目から入る情報というのが非常に大切になります。

コミュニケーションには、言語を用いたコミュニケーションと、非言語を用いたコミュニケーションの要素がありますが、言語を用いたコミニケーションの割合は7%で、非言語を用いたコミニケーションの割合は93%という実験結果が出ています。

その中でも、話し方、口調、抑揚、喋り方の強弱が38%、ボディーランゲージ、表情、身振り、手振り、姿勢などが55%となっていて、いかに目からの情報の割合が大きいかが分かります。話は見られているのです。

 

相手に話を聞き返す

相手が話した内容に対して、自分が理解しているか聞き返すことが重要です。ビジネス場面では、指示の内容を理解できているか確認することが非常に重要となります。ビジネスの場面以外でも、話を聞いているという重要な意思表示になります。一種のテクニックですね。また、相手の話がうまく聞き取れなかった時、聞き返しておかないと、先々相手が話を続けたときに、意味がわからない返答してしまい、聞いてないことがばれることがあります。このような事態を避けるためにも、適度に聞き返す習慣があると良いでしょう。さらに聞き返すことで、相手に興味があるとアピールすることができます。その話に興味があることだけではなく、相手自身に価値を感じていて、興味があるとアピールすることもできます。聞き返す場面はTPOにより異なりますが、聞き取れなかった場合はまず聞き返す習慣をつけていくと良いでしょう。

 

相手が話したことを軽くまとめて話す

相手が話したことを、こういうことが言いたいんだよね、こういうところが面白かったと、軽くまとめて返してあげると、相互理解が得られていると感じさせることができます。ビジネスの場面では理解していることを相手に教えて、相手を安心させることができます。日常会話の場面では、ちゃんと話を聞いていることをアピールすることができます。1つ注意点が、それってつまりこういうことだよねと話の腰を折ってまとめて話を持っていかないことです。相手が話しているのに、自分が話を持っていって話続けてしまうのは本末転倒です。基本は、人は自分の話を聞いてもらいたいのです。

 

感情に共感する

相手が話している内容に対して、自分もそういう経験をしたことがある、そうだよね、すごくそう思うなど、共感することが大事です。相手が楽しかったと話していたら、すごく楽しそうだね、それは楽しいねなど、相手が辛かったと話していたら、それは辛かったね、それは辛いね、などと同じ方向の感情に共感することが大事です。よくないのは共感することと逆で、相手と違う気分、感情の方向に持っていくことです。Like=Like、似ていることは好きなので、自分が味方であり、あなたと同じような考えを持っていると共感することを証明しましょう。

 

 

このようなことが、相手の話を聞く上で重要なことです。ただ最も大事なのが、相手と相手の話に対して興味を持って聞くことです。相手や相手の話の中に興味を持っているポイントを見出して、受動的ではなく、能動的に聴けると最高です。ただし、どうしても興味が持てないこともあるかもしれません。また、自分のコンディションが悪く、聞く気分になれないこともあるかもしれません。そういう時は、無理に聞こうとせず、長い話になるのを防ぐのも1つです。特に、自分のコンディションが悪い時、体調や機嫌が悪い時は、どうやっても大体相手に伝わります。完璧主義になりすぎず、自分の人間としての特性とうまく折り合いをつけながら、相手にも気分よく話してもらえるようになるといいですね。

 

人とうまくコミュニケーションをとる方法

誰しも、人間関係に悩むことあるのではないでしょうか。学校、会社、家庭の関係、生まれてから死ぬまで、人との関わりを避けることができません。

少しでも幸せに生きるために、以下の5点を気をつけると、より良い人間関係を築くことができると言われています。

 

相手の話を聞く

コミュニケーションをとることにおいてよく言われていることですが、相手が話をしている時には、相手の話に耳を傾けるようにすると良いです。相手が話した内容に関心を示すとなお良く、相手は話を聞いてもらっていると思うことで人を信用します。相手の話を聞くことで、相手の方との信頼関係を構築することができます。

 

 

https://maikura.hatenadiary.jp/entry/2023/03/12/140420

相手の話を聞く方法について掘り下げました⤴︎

 

話のテンポや声のトーンを合わせる

人と話すときには、テンション、テンポ、声のトーンを相手に合わせることがとても重要です。例えば、こんな経験をしたことがないでしょうか。自分は朝から機嫌が悪く、体調もあまり優れないのに、一緒にいる人の機嫌がやけによくテンションが高い時、何となく嫌な気分になるという経験です。これは、相手の方がペーシングしておらず、こちらの機嫌を完全に無視して喋っているためです。テンションが低い、また落ち着いているときは、もう一方もテンションを抑えたり、落ち着いて話す必要があります。英語で、Like=Likeということわざがありますが、似ている=好きという意味です。人は、自分に似ている人を好むのです。これは気分も同じで、片一方が機嫌が良いのに、片方の機嫌が最悪では、関係も成り立ちません。少なくとも、相手に見た目のテンションや声のトーン、話のテンポを合わせる必要があります。

 

自分の話は長くなりすぎずまとめて話す

相手に伝えたいことをわかりやすくし、長くなりすぎず話すことが重要です。人は、話を聞くよりも話す方が好きです。人の話を長いこと聞いているのは、負担になることがあります。自分の話は短くまとめ、相手に話せるようにしましょう。

 

ポジティブな態度で接する

ネガティブな人は、人から好かれる事はありません。人間には、ミラーニューロンと言うものが脳にあり、相手の気分を自分の気分として感じることができます。これは、条件反射的に行われるものなので、避けることができません。なので、ポジティブな人といると楽しい気分になり、ネガティブな人といると、楽しくない気分になります。よって、自然とポジティブな人が好かれる構図となります。

 

相手の視点に立って常に考える

仮に、相手が自分に怒ってきたとしましょう。内容は理不尽であり、自分はどう考えても悪いとは思えません。しかし、相手はもしかしたら、ものすごく嫌なことが自分と会うまでにあり、耐え難い不快感の中で自分と話しているかもしれません。それが仮に、上司や先輩だとしたら、気をつかっている余裕がなかったのかもしれません。自分の心に余裕があるのであれば、相手の視点に立ち、寛容にするようにしましょう。その方が、長い目で見たときに、人間関係はうまくいきます。

 

今回は、簡潔に5点紹介しました。意識することで、人間関係は、必ず良くなっていきます。人間の本能とは、逆のことをしていることもあるので、なかなか完璧とは難しいですが、周りの人の為にも、自分の為にも、意識する習慣があるといいですね。